ビットコインってなに?
仮想通貨となにが違うの?
ビットコインと電子マネーは同じようなものでしょ?
仮想通貨と暗号資産ってどう違う?
こんな悩みを解決できます。
仮想通貨歴7年のわたしが解説します。
執筆者 かず
株式投資20年以上、日経先物トレーダー
仮想通貨7年以上、長期投資メイン
現在ビットコインはじめ、複数のアルトコインを保有
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目次
ビットコインと仮想通貨の違い
先に結論からお伝えします。
「ビットコインは仮想通貨の1つです」
そうなんです。
意味のよくわからない単語が出てくるので、わかりづらいと思いますが、要は仮想通貨の1つがビットコインというわけです。
身近な例を上げると、iphoneとスマホの関係がこれに似ています。
私は以前、大手キャリアにいましたが、お客様によくこんな質問を受けていました。
「iphoneが欲しいけど、スマホとどう違うのですか?」
「スマホが欲しいけど、iphoneも気になります。違いは何ですか?」
スマホに詳しい方ならすぐに分かると思います。
スマートホン=iphone+アンドロイド端末
ですね。
iphoneはスマホの1つです。
仮想通貨とビットコインの関係もこれに似ています。

仮想通貨=ビットコイン+その他の通貨
ということになります。
理解するとカンタンですね。
ちなみに、ビットコイン以外の仮想通貨のことを
「アルトコイン」
と呼びます。

また、仮想通貨は、暗号資産、暗号通貨、とも呼ばれています。
3つとも同じ意味です。
ここではわかりやすく「仮想通貨」で統一したいと思います。
それではもう少し深堀りして、それぞれのワードを見てみましょう。
仮想通貨(暗号資産)とは
最初に、「仮想通貨とはなにか」について説明しますね。
仮想通貨とは
「ブロックチェーン技術などを使って分散化された取引ができる、デジタル資産のこと」
と定義できます。
仮想通貨は、中央銀行や政府による管理がない独立した通貨です。紙幣や硬貨のないデジタル通貨になります。
従来の通貨とは異なり、ブロックチェーン技術などの分散型台帳技術を用いて取引が行われます。
これにより、取引の透明性やセキュリティが向上し、第三者の介入なく取引を行うことが出来ます。
仮想通貨には「BTC」や「ETH」「XRP」など多くの種類があり、現在世界で数万種類を超える仮想通貨が存在するといわれています。
ビットコインとは
ビットコイン(BTC)は、インターネット上で取引や通貨発行が行われる仮想通貨の1つです。
革新的な通貨システムであり、その特性から「デジタルゴールド」としての価値を持つとされています。
ビットコインには、主に次のような特徴があります。
✅️ ブロックチェーンを使用している
✅️ 発行主体がない
✅️ 世界中のだれとでも直接取引が可能
✅️ 希少性が高い
取引にブロックチェーン(分散型台帳技術)を使用している
ブロックチェーンとは、仮想通貨取引の基盤となる技術です。
ブロックチェーンはネットワーク内での全ての取引を記録する「データベース」としての役割を持っています。
取引をブロックで記録・管理し、それらのブロックを連鎖させて分散管理していることからブロックチェーンと呼ばれています。
ネットワーク上の多数のコンピュータによって管理され、新しい取引が確認されるたびに取引記録が更新されます。
データの改ざんに強く、透明性とセキュリティを確保する仕組みです。
発行主体がない
ビットコインは、円やドルのような法定通貨と違い、特定の国家や銀行に依存しない通貨です。
本来通貨とは、国家による信用の裏付けがあって成り立っています。
例えば、「円」が信頼されているのは、「日本」という国が信頼されているということであり、一方で、政治や経済が不安定な地域では、国家が信頼されず、同時に「通貨」も信頼されません。
そして、その供給量の管理や規制なども発行主体である国家がコントロールしています。
ビットコインは、その発行主体である国家に依存しない、初めての通貨なのです。
言い換えると「非中央集権型」ということです。
運営のための意思決定を、コミュニティ全体で行う仕組みとなっています。
これによって、発行主体(国家)の都合良く、一方的にコントロールされることを防ぐことができるのです。
また、国家の政治・経済が悪くなることで価値が大きく変動するといった心配もありません。
発行された当初は、この仕組みや考え方が、 自由至上主義を標榜する人々の思想とうまくマッチし、受け入れられた背景があります。
その後、価格の上昇などで一気に注目を浴び、世界中で認知されることになりました。
世界中のだれにでも送金が可能
ビットコインの送金、取引は金融機関や管理者を経由せず、直接ネットワーク上で行われます。
承認や確認も他の参加者によって即座に行われるため、スピーディーな送金が可能なのです。
特に次の2つは大きなメリットです。
1. 送金時間が短い
ビットコインを使用すると、国際送金をスピーディーに行うことが出来ます。
伝統的な銀行や送金サービスでは数日から数週間かかることがありますが、ビットコインを使えば数分で送金が完了します。
これにより、緊急な支払いや取引が素早く処理され、利用者の利便性が向上します。
例えば、海外に留学しているお子さんに送金する場合を考えてみましょう。
親御さんは銀行から送金することになります。
銀行を経由して海外送金を行う場合、SWIFTと呼ばれるネットワークでお金を送ったり受け取ったりします。
直接取引のない銀行同士を、中継銀行(コルレス銀行)を挟むことで送金のやり取りができるようにしているのです。
複数の銀行を経由するため、 お子さんにお金が届くまでに多くのタイムラグが発生してしまいます。
もし緊急性を要する場合、間に合わないこともあるでしょう。
その点、ビットコインであれば国内でも海外でも、送金にかかる時間に違いはほとんどありません。
急を要する場合でも安心して送金できます。本当に便利ですね。
2. 低コスト
ビットコインの送金手数料は一般的に低く抑えられています。
これは、ビットコインが中央機関や国家に依存しないシステムであるため、送金手数料が通常の銀行送金よりも安く抑えられるからです。
送金にかかるコストを削減できることで、利用者の利便性向上に繋がります。
先にお伝えした通り、銀行ではSWIFTと呼ばれるネットワークを利用し送金されます。
当然ですが、多くの銀行を経由することで、その分の手数料がかかることになります。
送金手数料、コルレス手数料、受取手数料、加えて海外送金には為替手数料もかかります。いかに多くの手数料がかるか、ご理解いただけると思います。
ビットコインを使用することで高い手数料を節約し、送金額の損失を最小限に抑えることができます。低コストで送金できるのはありがたいですね。
希少性が高い
ビットコインはよく「金」「ゴールド」に例えられます。
これを理解すると、希少性が高い意味が理解できると思います。
資産としても人気の高い「金」
人類がこれまで世界各地で採掘してきた金の採掘総量は、およそ18万トンだそうです。
これはオリンピック競技用プールおよそ3.8杯分。
そして、未採掘の金の埋蔵量は、およそ5万トンと言われています。
要は、地球上に存在する金は全部で23万トンということです。
そんな人気のある金ですが、今の技術を持ってしても、人工的に作り出すことが出来ません。
「総量が決まっている=有限である」
「人工的に作り出せない」
この2つの要素が、金の希少価値、そして価格を押し上げているのです。
それでは、あらためてビットコインを見てみましょう。
ビットコインの総発行枚数は2100万枚と決まっています。
そして、ブロックチェーン技術で作られたビットコインはデータ改ざんに強く、同じものを作りだすことが不可能といわれています。
「総発行枚数がきまっている」
「偽造することがむずかしい」
どうでしょうか?
この2つは似ていると思いませんか?
これが、ビットコインが
「デジタルゴールド」
と言われる所以です。
ビットコインの希少価値、そして価格が上昇している理由がここにあります。
ビットコインについて理解したところで、その他の仮想通貨についてもカンタンに解説していきましょう。
ビットコインの弱点は?
他アルトコインより「高い手数料」と「遅い決済速度」
もちろん、ビットコインにも多くの弱点があります。
それは、ビットコインは「オリジナル」だから、ということに起因します。
すべてのアルトコインは、ビットコインを改良して作られているからです。
ここでは代表的な2つの弱点、
「高い手数料」と「遅い決済速度」
について触れておきます。
***********
ビットコインでは、取引ごとにマイナーへ支払うネットワーク手数料(トランザクションフィー)が必須です。
2025年4月下旬の7日平均では 約5〜7 sats/byte(およそ1ドル=150円前後) で推移しており、数円〜サブセント水準で送金できるライトコインやソラナなどのアルトコインと比べると割高感が否めません。
さらに、ビットコインはブロック生成間隔が約10分に固定されているため、1取引が「確定」する平均承認時間は19分前後まで延びています。
ネットワークが混雑すると1時間以上待つケースも珍しくなく、数秒でファイナリティ(最終確定)に到達するソラナやポリゴンといった高速チェーンと比較すると、日常決済やゲーム内取引などリアルタイム性が求められる場面では不利になります。
もっとも、手数料と速度の課題はセカンドレイヤー(Lightning Network)の活用で大幅に緩和可能です。
メインチェーンは「価値の保存と高い安全性」を担い、日常決済はレイヤー2で処理するといった棲み分けが進みつつあります。
アルトコインとは
アルトコイン(オルトコイン)とは、ビットコイン以外の仮想通貨の総称です。
実装されている機能が違うため、それぞれの通貨に特色があります。
2025年5月時点で、全世界に約数千以上の種類が存在すると言われています。
今後更に増加しそうですね。
代表的なアルトコインには、イーサリアム(ETH)、エックスアールピー(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、ドージコイン(DOGE)などがあります。
日々変化する時価総額は、 CoinMarketCapなどのサイトで確認することが出来ます。
ここでは代表的なアルトコインをいくつか紹介します。
イーサリアム(ETH)
契約内容の自動実行機能(スマートコントラクト)やブロックチェーン技術が備わったプラットフォーム「イーサリアム(Ethereum)」内で用いられる仮想通貨です。
時価総額はビットコインに次ぐ世界第2位となっています。
ビットコイン vs. アルトコイン
ビットコイン | イーサリアム | |
①目的 | 価値保存・決済 | DApps基盤・スマートコントラクト |
②供給モデル | 2100万枚で固定 | 発行上限なし・バーンで調整 |
③コンセンサス | PoW | PoS(The Mergeで移行) |
④機能拡張 | L2(Lightning、Taproot Assets) | EVM上で無数のトークン発行 |
⑤エネルギー消費 | 高いが再エネ比率50%超 | PoS移行で99.95%削減 |
イーサリアムについて詳しく知りたい方は、こちらを参考にして下さい↓
エックスアールピー(XRP)
従来のシステムより安くて早い国際送金を目指して開発された仮想通貨です。
金融機関や企業、個人がXRPを利用することで、国際送金の手数料や処理時間を大幅に削減できると期待されています。
ビットコインやイーサと異なりリップル社が開発を主導しているため、中央集権的な要素があります。
ビットコイン vs. エックスアールピー(XRP)
ビットコイン (BTC) | エックスアールピー (XRP) | |
目的 | 価値保存・決済 | 国際送金のブリッジ通貨 |
供給モデル | 2100万BTC | 1000億XRPを一括発行・手数料で徐々にバーン |
コンセンサス | PoW | RPCA(バリデータ合意) |
機能拡張 | Lightning・Taproot Assets | 内蔵DEX・Hooks/Sidechainでスマコン拡張予定 |
エネルギー消費 | 高 (PoW) | 極めて低い (PoW不要) |
XRPについて詳しく知りたい方は、こちらを参考にして下さい↓
ビットコインキャッシュ(BCH)
ビットコインを、支払手段として機能させるためにはどうしたらいいか、との発想から生まれた仮想通貨です。
支払いをスムーズに完了させるための処理能力の高さが特徴です。
ベースコードはビットコインと同じものを共有しています。
ビットコイン vs. ビットコインキャッシュ(BCH)
BTC | BCH | |
目的 | 価値保存・決済 | 日常決済に特化した電子現金 |
供給モデル | 2100万BTC | 2100万BCH |
コンセンサス | PoW (SHA‑256) | PoW (SHA‑256) |
機能拡張 | L2・Ordinals | CashTokens・SmartBCH |
エネルギー消費 | 高 | BTC比で低 (ハッシュレート小) |
ビットコインキャッシュについて詳しく知りたい方は、こちらを参考にして下さい↓
ライトコイン(LTC)
仮想通貨の中でも古い歴史をもつブロックチェーンです。
ビットコインのコードをベースにしていますが、その欠点を補う形で開発されてきたため、同じ性質を持ちながらも、短い承認時間や比較的安い手数料を実現しているなどの特徴があります。
ビットコイン vs. ライトコイン(LTC)
BTC | LTC | |
目的 | 価値保存・決済 | 小口決済・テストベッド |
供給モデル | 2100万BTC | 8400万LTC |
コンセンサス | PoW (SHA‑256) | PoW (Scrypt, 2.5分ブロック) |
機能拡張 | Lightning | MWEB(ミンブルウィンブル)・OmniLite |
エネルギー消費 | 高 | BTC比で低 (Scrypt) |
ライトコインについて詳しく知りたい方は、こちらを参考にして下さい↓
ドージコイン(DOGE)
ライトコイン(LTC)のコードをベースに開発された仮想通貨です。
コンセンサスアルゴリズム(合意形成のシステム)にはProof of Work(PoW)が採用されています。
ビットコイン(BTC)やライトコイン(LTC)などの同じProof of Work(PoW)を採用している仮想通貨と比較すると、ドージコイン(DOGE)の承認作業は約1分に1回の頻度で行われるため、処理速度が非常に速いのが特徴です。
ビットコイン vs. ドージコイン(DOGE)
BTC | DOGE | |
目的 | 価値保存・決済 | コミュニティ・チップ文化 |
供給モデル | 2100万BTC | 上限なし、年500億DOGE発行 |
コンセンサス | PoW (SHA‑256) | PoW (Scrypt, LTCと合併マイニング) |
機能拡張 | Lightning | Dogechain等外部L2 |
エネルギー消費 | 高 | BTC比で低 (Scrypt, merged) |
ドージコインについて詳しく知りたい方は、こちらを参考にして下さい↓
2024〜2025年の主要トレンド
暗号資産が飛躍した 6 つの出来事
過去2年間は、暗号資産市場にとってまさに“分水嶺”でした。
ここでは マクロ経済イベントからテクノロジー面のブレークスルーまで、市場規模を左右する 6 つのテーマを簡潔に整理します。
1. 現物ビットコイン ETF の解禁
―― 伝統金融と暗号資産の架け橋
米証券取引委員会(SEC)は 2024 年 1 月 10 日、BlackRock・Fidelity・Invesco Galaxy など 11 本の現物ビットコインETF を一括承認しました。
これによりニューヨーク証券取引所やナスダックを通じて、年金基金やヘッジファンドが 安全かつ簡便に BTC に直接投資 できる環境が整いました。
- 初日の総取引高は 45 億ドル を突破。取引開始からわずか 2 時間で 1 億ドル の出来高を記録。
- 代表 ETF「IBIT」は 3 か月で純流入 100 億ドル、運用資産 13 万 BTC に到達。米コモディティ ETF 史上最速の成長ペースです。
- ETF 経由の保有残高は 2025 年 4 月時点で 92 万 BTC(流通量の約 4.4 %) に拡大。
なぜ「現物ビットコインETF」が資金流入を呼ぶの?
- 証券口座だけで買える
ETF は株と同じように証券会社の口座でワンクリック売買できます。
→ 仮想通貨取引所の開設・入金やウォレット管理が不要。- 規制と保管がクリア
ETF の裏側では、ビットコインそのものを専門カストディが安全保管。
→ 盗難リスクや鍵の紛失リスクを気にせず済む。- 機関投資家の「投資ルール」に合致
多くの年金・ファンドは「上場証券しか買えない」「SEC 登録商品のみ」という内規あり。
→ ETF ならルールを満たすので巨額マネーが参入可能。- 会計・税務が楽
株と同じ扱いのため、評価・報告・監査が簡単。
→ 担当部署の手間とコストが激減。この4点がそろうことで、“買いたいけど面倒だった”大口資金が一気に動きやすくなり、ビットコイン市場へ新たな資金流入が起こりやすくなる――というわけです。
2. 半減期後の需給シフト
―― 日々の売り圧が半減、希少性がさらに強化
第 4 回半減期(2024 年 4 月 20 日)により、新規発行は 450 BTC/日 → 225 BTC/日 と半減。
ETF の買い需要が供給を上回る状況が続き、オンチェーン分析企業Glassnodeはこれを 「流動性ブラックホール現象」 と呼んでいます。
- 過去 3 回の半減期後は平均 +320 % のリターンを記録。
- 2025 年 Q2 時点の取引所残高は過去 5 年で最少、長期保有者(LTH)が 76 % を握っています。
3. マイニングのグリーン化
―― エネルギー転換で評価が一変
Cambridge CBECIと米 EIAの推計では、2023 年の消費電力量は 80〜170 TWh。
中国やカザフスタンを離れたマイナーは再エネの豊富な北米・中南米へ移動しています。
- テキサス ERCOT では 余剰風力でマイニング
→ 需要ピーク時に電力を系統へ返す「需要応答」モデルが確立。 - Bitcoin Mining Council による再エネ比率は 59.9 %(2024 Q4)、S&P Global は 2040 年までに 80 % と予測。
- 報酬減を受け、最新 ASIC は J/TH(電力効率)競争 が加速中。
4. 新技術・L2 エコシステム ―― UX と機能性が飛躍的に向上
テクノロジー | 最新動向(2025 年 4 月時点) |
---|---|
Lightning Network | チャネル容量 7,300 BTC。 エルサルバドル「Chivo」や米 Cash App が導入。 |
Taproot Assets | ビットコイン上でステーブルコインや株式トークンを発行し、Lightning 経由で即時決済。 |
BitVM | 2024 年 10 月 WP 公開。 EVM 互換スマコンをオフチェーン実行、オンチェーンは検証のみ。 |
BRC-20/Ordinals | インスクリプション数が 5 億件 を突破。 NFT の新潮流として注目。 |
5. 規制と税制の整備 ―― “ルールの明確化” が資金流入を促進
- EU:MiCA 規則が 2024 年 12 月に全面施行し、ウォレットやステーブルコインのライセンス基準を統一。
- 日本:2025 年 3 月、改正資金決済法が成立。カストディ基準やステーブルコイン準備金要件を導入。
- 米国:議会で FIT21 草案を審議中。多くのトークンを CFTC 監督下の商品型に分類する方向へ。
6. 企業・国家の採用事例 ―― 実需フェーズが本格化
プレイヤー | 最新状況 |
---|---|
MicroStrategy | 2025 年 4 月時点で 214,400 BTC を保有。平均取得単価 31,330 USD。 |
エルサルバドル政府 | 国庫保有 5,700 BTC。火山マイニングと「Bitcoin City」を推進。 |
決済大手 | PayPal が Lightning ルートを試験導入、Stripe は BTC/USDC ブリッジ決済 を β ローンチ。 |
まとめ
2024〜2025 年は 制度整備 × 技術革新 × 機関マネー が交差し、ビットコインおよび暗号資産市場の成熟度が一段と高まった年と言えます。
仮想通貨と電子マネーの違い
仮想通貨は紙幣や硬貨が存在しない「デジタル上」の通貨であるため、電子マネーと混同している方も多いのですが、性質上は全く異なります。
まずは、発行主体の違いです。
電子マネーは国家が発行する法定通貨(日本なら円)の置換になります。
事前にそれぞれの電子マネーに「チャージ」(入金)することで利用することができます。
使える場所(お店、施設、サービス)や地域も限定されます。
言い換えると、デジタルで便利に使えるようにした「円=お金」ということになります。
一方仮想通貨は、「円」「ドル」などと同じ通貨になります。
理論上は世界中で利用できます。
ただ、法定通貨と違い、中央銀行や政府による管理がない独立した通貨です。
もうひとつは、価格変動の違いです。
電子マネーは日本円をデジタルに置き換えたものであるため、価格変動は起きません。
今日チャージした1,000円の電子マネーが、明日電車に乗る時に800円になったりしませんよね?
そうなると困るわけです。
一方仮想通貨は、価格が変動します。
円やドルが相場で変動するのと同じです。
今日1,000円を仮想通貨に変えた場合、明日には800円になったり、1,200円になったりする可能性があるのです。
これが、仮想通貨と電子マネーの最も大きな違いと言えます。
常に時価で価格が変動するため、仮想通貨は決済手段(=通貨)として使えるだけでなく、投資対象としても活用されているのです。

まとめ
ここまで、ビットコインと仮想通貨の違いを説明してきました。
ながながと書いてきましたが、要は、
「ビットコインは仮想通貨の1つ」
ということです。
仮想通貨はまだまだこれからの技術です。
投資対象として大きく取り上げられますが、その可能性は無限大です。
今後がますます楽しみですね!
ビットコインはどこで買えるの?
ビットコインは仮想通貨の主要通貨ですから、国内の取引所で広く取り扱いがあります。
おすすめの取引所は
「仮想通貨(ビットコイン)取引所おすすめ5選 初心者向けにかんたん解説」
で詳しく解説していますので、ぜひ御覧ください。
ビットコインにおすすめなのは、bitbank。
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