ビットレンディング(BitLending)は、
「仮想通貨を貸し出すことで利息収入を得られる国内のレンディングサービス」
です。
私も利用しているビットレンディング。
本記事では、ビットレンディングの特徴や利用方法、注意点、評判などを詳しく解説します。
仮想通貨の運用を検討している初心者の方にも分かりやすく説明しますので、ぜひ参考にしてください。
最後に、私がどう利用しているかもお話していますので、資産運用の参考にしていただけると幸いです。
執筆者 かず
株式投資20年以上、日経先物トレーダー
仮想通貨7年以上、長期投資メイン
現在ビットコインはじめ、複数のアルトコインを保有

この記事の要点
✅️仮想通貨レンディングサービス「ビットレンディング」の概要
✅️各通貨の現在の貸借料率(最大年利10%)
✅️レンディングとステーキングの違いの解説
✅️ビットレンディングの特徴や利用方法の紹介
✅️口コミ・評判から見るメリットとデメリット
✅️仮想通貨運用初心者にもわかりやすいリスクと注意点
目次
ビットレンディングとは

ビットレンディングは、株式会社J-CAMが運営する仮想通貨レンディングサービスです。
ユーザーが保有するビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの仮想通貨をビットレンディングに貸し出すことで、年利最大10%の利息を得ることができます。
銀行の定期預金のような感覚で、仮想通貨を活用した資産運用が可能です。

ビットレンディングの特徴
ビットレンディングには以下の特徴があります。
高い利率

ビットレンディングでは、仮想通貨の種類ごとに年利が設定されています。
主要な仮想通貨についての2025年3月現在の貸借料率は以下のとおりです。
仮想通貨名 | 利率(年利) |
BTC(ビットコイン) | 8 % |
ETH(イーサリアム) | 8 % |
XRP(リップル) | 7 % |
USDT(USテザー) | 10 % |
USDC(USDコイン) | 10 % |
DAI(ダイ) | 10 % |
ステーブルコイン(USDT、USDC、DAI)は年利10%と高い利率が設定されており、他の仮想通貨も市場では競争力のある水準となっています。
これにより、資産運用の目的や通貨に応じて効率的に資産を増やすことが可能です。
柔軟な貸出期間
貸出期間は最短1ヶ月から設定でき、1ヶ月経過後はいつでも解約が可能です。
解約後は、7営業日以内に仮想通貨が返還されます。
自動複利運用
得られた利息は自動的に再投資され、複利効果による資産増加が期待できます。
これにより、長期間の運用で効率的に資産を増やすことが可能です。
手数料無料
ビットレンディングの利用に際して、口座開設手数料や貸出手数料、解約手数料などは一切かかりません。
ただし、仮想通貨の送金手数料はユーザー負担となります。
ビットレンディングの始め方
ビットレンディングの利用を開始するには、以下の手順を踏みます。

1. アカウント登録
ビットレンディングのサイトにアクセスし、「新規登録」からメールアドレスを入力してアカウントを作成します。
登録はこちら↓

その後、本人確認手続きを行います。
2. 仮想通貨の用意
ビットレンディングで貸し出す仮想通貨を、国内の仮想通貨取引所などで購入します。BitbankやGMOコインなどの取引所を利用すると、送金手数料を抑えることができます。
3. 貸出申請
ビットレンディングのマイページから「貸出申込」を選択し、貸し出す仮想通貨の種類と数量を入力して申請します。
その後、表示されたアドレスに仮想通貨を送金します。
4. 運用開始
仮想通貨の送金が完了すると、ビットレンディングでの運用が開始されます。
毎月1日に利息が付与され、自動的に再投資されます。
ビットレンディングの手数料
ビットレンディングの主な手数料は以下のとおりです。
✅️口座開設手数料:無料
✅️貸出手数料:無料
✅️解約手数料:無料
✅️送金手数料:ユーザー負担(ただし、年4回まで無料のキャンペーンあり)
特に、ビットレンディングから取引所への送金手数料が年4回まで無料となるキャンペーンは、ユーザーにとって大きなメリットです。
ビットレンディングの評判・口コミ
ビットレンディングの利用者からは、以下のような評判や口コミが寄せられています。
◎良い評判
◎高い利率
他のレンディングサービスと比較して高い利率が魅力との声があります。
◎返還の迅速さ
解約後の仮想通貨の返還が迅速で安心できるとの意見があります。
◎自動複利運用
利息が自動的に再投資される仕組みが便利との評価があります。
◉悪い評判
◉対応通貨の少なさ
ビットレンディングで貸し出せる仮想通貨が限られているため、他の通貨にも対応してほしいという要望があります。
◉新しいサービスへの不安
仮想通貨レンディング自体が比較的新しいサービスであるため、セキュリティ面や運営の信頼性について不安を感じる人もいます。
◉市場リスクの懸念
市場価格の変動により仮想通貨の価値が下がるリスクを指摘する意見も見られます。
対応通貨の少なさ
ビットレンディングで貸し出せる仮想通貨は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ステーブルコイン(USDT・USDC)などに限られています。

「他の仮想通貨にも対応してほしい」
という声があります。
新しいサービスへの不安
仮想通貨レンディング自体が比較的新しいサービスであるため、システムの安全性や将来性について不安を感じているユーザーも少なくありません。
ビットレンディングを利用する際の注意点
ビットレンディングを利用する際には、いくつか注意すべき点があります。
元本保証がない
ビットレンディングは銀行の定期預金とは異なり、元本保証がありません。
貸し出した仮想通貨の価値が市場価格の変動によって大きく減少するリスクがあります。
また、サービス提供元の破綻やハッキングなどによるリスクも考慮する必要があります。
長期間の運用に向いている
ビットレンディングは自動複利運用によって資産を増やす仕組みです。
そのため、短期間で大きな利益を得ることを目的とするのではなく、長期間の運用を視野に入れる方が適しています。
セキュリティ対策の確認
ビットレンディングを利用する際には、二段階認証(2FA)の設定やパスワード管理の徹底など、アカウントのセキュリティ対策をしっかり行うことが重要です。
税金の申告が必要
ビットレンディングによって得た利息は、日本国内では雑所得として課税対象となります。
年度末に確定申告が必要となるため、取引履歴をしっかり管理し、税金の計算に備えておきましょう。
ビットレンディングを他のサービスと比較する
ビットレンディングを他の仮想通貨レンディングサービスと比較することも大切です。
他社サービスの特徴を把握することで、自分に最適な選択肢を見つけることができます。
他の仮想通貨レンディングサービスとの比較ポイント
利率
他のサービスと比べてビットレンディングは高い利率を提供していますが、仮想通貨や貸出期間によって異なります。
貸出期間の柔軟性
一部のレンディングサービスでは、貸出期間が固定されている場合があります。
ビットレンディングは比較的自由に解約できる点が特徴です。
対応通貨
他社サービスの方が多くの仮想通貨に対応している場合があります。
レンディングとステーキングの違い
仮想通貨の運用方法には、レンディング(貸し出し)とステーキングの2種類があります。
それぞれの特徴を以下にまとめました。
運用方法 | 特徴 |
レンディング | 保有する仮想通貨を第三者に貸し出し、利息を得る方法。利用者に対する利率が固定または変動する場合があります。長期的に資産を運用しやすいですが、サービス提供者の信用リスクが存在します。 |
ステーキング | 特定のブロックチェーン(PoS)ネットワークに仮想通貨をロックして報酬を得る方法。ネットワークの安定性を支える仕組みの一部として機能します。価格変動リスクはあるものの、サービス事業者を介さないケースも多いため比較的安全とされています。 |
ステーキングが可能な代表的な仮想通貨を3つご紹介します。
✅️イーサリアム(ETH)
イーサリアムは2022年の「The Merge(マージ)」によってプルーフ・オブ・ステーク(PoS)に移行しました。ETHを一定量ロックすることで、ネットワークの取引検証に参加し、報酬を得ることができます。
イーサリアムについてもっと知りたい方はこちらを参考にして下さい↓
✅️カルダノ(ADA)
カルダノは独自のPoSプロトコル「Ouroboros(ウロボロス)」を採用しており、ADAをステーキングすることで定期的に報酬を受け取ることが可能です。ロック期間がないため、流動性を保ちながら運用できる点が特徴です。
カルダノ(ADA)についてもっと知りたい方はこちらを参考にして下さい↓
✅️ポルカドット(DOT)
ポルカドットは複数のブロックチェーンをつなぐ技術(インターオペラビリティ)を備えたネットワークです。DOTをステーキングすることでネットワークの運用に参加し、報酬を得ることができます。ステーキング期間中は解除まで一定の期間が必要です。
ポルカドット(DOT)についてもっと知りたい方はこちらを参考にして下さい↓
これらはPoS(プルーフ・オブ・ステーク)を採用しているため、ネットワークを支える重要な役割を担っています。
仮想通貨によってステーキング報酬の利率やルールが異なるため、事前に確認して選ぶことが大切です。
メリットとデメリットの比較
レンディング
利率が高めに設定されることが多い一方、第三者リスク(運営会社の破綻やハッキング)に注意が必要です。
ステーキング
ネットワーク自体を支える活動のため、ブロックチェーンごとのルールに従って報酬が発生します。
ネットワークダウンやステーキング解除までのロック期間に注意が必要です。
どちらを選ぶかは、目的やリスク許容度によって異なります。
✅️長期間で安定的に利息を得たい場合はレンディング
✅️ブロックチェーン技術に貢献しつつ報酬を得たい場合はステーキング
を検討すると良いでしょう。
仮想通貨レンディングサービスを選ぶ際のポイント
仮想通貨レンディングサービスを選ぶ際には、以下のポイントを重視しましょう。
信頼性
運営会社の実績や規制の遵守状況を確認しましょう。
利率
提供される利率が他社と比較して競争力があるかどうかをチェックします。
サポート体制
万が一のトラブル時に迅速に対応してもらえるかどうか、サポート体制を確認しましょう。
口コミ・評判
利用者の口コミや評判を参考に、サービスの実際の使い勝手を把握しましょう。
ビットレンディングは初心者におすすめか?
ビットレンディングは、仮想通貨運用初心者にも比較的利用しやすいサービスです。
高い利率や手数料無料といったメリットがある一方で、元本保証がない点には注意が必要です。
少額から運用を始め、徐々に慣れていくことをおすすめします。
私の資産運用
私も、ビットレンディングを活用して資産運用しています。
理由は3つ。
1️⃣株で言う”配当”のような資産運用がしたい
2️⃣海外のレンディングサービスは使いたくない
3️⃣国内のレンディングサービスではトップクラスの高利率
株で言う”配当”のような資産運用がしたい
暗号資産は、ある程度のボリュームになると、株式での資産運用とは違い、税金対策も考えながら売買しないといけなくなります。
なぜなら暗号資産の税金は、
「雑所得」
扱いとなるからです(2025年現在)。
正直に言うと、この納税システムが面倒くさくて、
「長期運用になってしまっていた」
というのが正しいです笑
ですから、利確も損切りもほとんどやってこなかったわけです。
そして、暗号資産での資産がある程度大きくなったとき、
「これからは、レンディングを活用して、シンプルに資産運用をしたいな」
と考えはじめました。
腹を決めて、利益を受け取る決断をしたわけです。
株を長期で運用するなら、
「配当金再投資」
という運用方法を活用して、資産を増やすことができます。
資産は売った時点(または配当金を受け取った時点)で税金が発生してしまうため、資金が僅かですが減ってしまうのです。
資産を大きくしていくには、この売る行為を出来るだけしたくないわけですね。
「再投資」を活用すれば、それが可能になります。
ですが、現在の法律上、暗号資産の再投資は事実上不可能です。
形的には再投資していけますが、必ず税金が発生していくので、別の資金から税金を払わなければいけません。
レンディングで増えた分を受け取る時点で、税金が発生してしるわけですから。
所得金額と税率によりますが、暗号資産を長期運用するのは、
「保有し続けること」
しかありません。
ですから、
「ある程度資産が大きくなるのを待っていた」
ということです。
海外のレンディングサービスは使いたくない
海外のサービスを使わないのはあくまで自分のポリシーです。
海外の取引所やレンディングサービスを利用している方をディスるわけでは全くありません。
むしろ、海外のほうが進んでいることも認識しています。
ですが、
「日本と法律が違うため、資産が凍結されるかもしれない」
「突然国の方針が変わり、海外資産が取り戻せなくなるかもしれない」
というリスクがないとも限りません。
現状は、国内の法律に則って営業しているサービスを使うほうがリスクが小さいと考えています。
私は長年、株式で資産運用を行ってきました。
法整備もとても成熟した市場ですから、それに慣れているので、私はとても保守的だと思います。
国内のレンディングサービスではトップクラスの高利率
そんな中でも、ビットレンディングはとても優秀です。
海外のレンディングサービスと比較しても、あまり見劣りすることはありません。
国内でみれば、今のところ
「ビットレンディング一択」
ではないでしょうか?
リスクはないのか?
もちろん、国内のレンディングサービスだから安心・安全だとは言えません。
よく、
”ビットレンディングは金融庁に暗号資産交換業登録をしていないから怪しい…”
との書き込みを見ます。
しかし、これは国内の多くの暗号資産貸出サービス(レンディングサービス)が、利用規約の中で自社が交換業に該当しないと明記しているのと同様の措置であり、そのために事業運営自体に疑念を持つ必要はありません。
要は、国の法整備が追いついていないのです。
もちろん、
☑️会社が倒産したとき
☑️ビットレンディングが貸出している企業が倒産したとき
このような自体に陥った場合、資金がなくなってしまうこともあります。
リスクを理解し、預け入れる必要があります。
私は、
✔資産すべてを預けない
✔資産の1/5以下に留める
✔定期的に返還
をマイルールとしています。
投資はもともとリスクを伴うものです。
うまくリスクヘッジすれば、ビトレンディングは本当に魅力的なサービスです。
まとめ
✅️仮想通貨を活用した高利率の資産運用が可能なビットレンディングの魅力
✅️元本保証がないことや市場リスクを意識した慎重な運用の重要性
✅️レンディングとステーキングの違いを理解した上でのサービス選択の必要性
✅️長期的な資産形成を目指す利用者に適した自動複利運用のメリット
✅️利率・対応通貨・手数料など他社サービスとの比較検討の必要性
✅️仮想通貨運用初心者でも少額から始められる安心感と親しみやすさ
ビットレンディングは、仮想通貨を活用して効率的に資産を増やせるレンディングサービスです。
高い利率や自動複利運用、手数料無料といった特徴があり、長期的な資産運用を考えている方に向いています。
しかし、元本保証がないことや市場価格の変動リスクがあるため、運用の際にはリスク管理を徹底しましょう。
仮想通貨の運用を始めたい方や、余剰資金を活用したい方は、まずは少額からビットレンディングを試してみてはいかがでしょうか?
